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2011年9月

2011年9月15日 (木)

有終の美(1)

「昭和の名車がまた消える」

そんな報わせに居ても立っていられず、京都から一番の新幹線で千葉県は「銚子電鉄」を目指した。

大阪の自宅を出る時から悪天候だった。雨・風・雷が凄かった。新幹線に乗っていても窓ガラスに叩きつけるような強い雨。名古屋通過時には再び雷雨に・・・。銚子に着いても天気が回復することはなく、雨の上に海に近く風が強いせいか、少し肌寒い。

今日のターゲットは銚子電鉄「701号」と「801号」の2車両。

どちらも車齢60年の長老である。

この日、2010年9月23日がこの2車両の最終運行日。故に沿線はこんな天候にも関わらず、すごい数の愛好家で賑わっていた。

私もカッパを着用して早速参戦。予めインターネットで下調べしておいた場所で撮影を始める。

見ていると、2車両とも走っているのが「奇跡」と思えるぐらいボロボロ。

しかしそれは、雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、長年に渡り走り抜けてきた勲章。

誇らしげに見えた。

そんな2車両が、途中の交換駅で顔を合わせた。

Img_0058

最終運行日に悪天候にも関わらず、こんなにたくさんの愛好家に囲まれて、乗ってもらえて・・・撮ってもらえて・・・きっと幸せだったと思う。

そして、雨が降っているのに傘もささずに必死に交換シーンを撮影する愛好家。

明日の今頃にはもうない、このひと時のストーリーを目前に、私も傘を投げ捨て必死にシャッターを切った。

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